こんにちは。クラログです。
今回は「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」を紹介します。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」を略した言葉。
「経済的自立と早期リタイア」という意味があります。
本書は「日本でのFIRE達成」について解説してくれています。
日本の税制や年金制度、公的保障にも言及しながらシュミレーションも多く書かれていてとても参考になる点が多い書籍になっています。
FIRE達成のための稼ぎ方
FIREには多額な資金が必要になり、稼ぎが少なければ難しいのは当然です。
もし、今のままの年収を不満に思っているならば、まずは年収を上げる行動を行いましょう。
具体的に選択肢は3つあります。
- 昇給
- 転職
- 副業
昇給
まずは社内での昇給を目指します。
そのために社内の昇給規定を確認しましょう。
昇給規定を知らないということは、昇給というゲームのルールを知らずに参加していることになります。
その際に注目すべきは資格給です。
資格を取得することで給料をアップできますし、その資格は必ず業務に役立つはずなので仕事でのパフォーマンスアップも見込めます。
ルールを知り、最速での昇給を目指しましょう。
②転職
今の会社だと昇給が見込めないのであるなら転職を検討すべきです。
転職活動を行うことは誰でもできます。
もし、今の会社より高い年収をオファーしてくれるならば転職をしましょう。
転職をする際に一番悩むのは、「やりがいと年収のどちらを優先すべきか」という問題だと思います。
FIREを目指しているなら優先すべきは年収です。
そして、年収を優先した転職をした結果、やりがいも手にして、両方を得ている人も多くいます。
まずは転職活動を始めてみましょう。
③副業
年収を上げたいならば副業も選択肢に入ってきます。
ここで重要なのは以下の2つです。
- 本業に支障をきたさないこと
- 体力や時間で稼ぐのではなく、好きや専門性で稼ぐ
副業を始めて本業に支障をきたしてしまうのは本末転倒です。そのため時体力や時間で稼ぐのではなく、自分の好きや専門性で稼ぐようにしましょう。
例えば専門性のある分野でブログを書いたり、好きなものを紹介するYouTubeを始めるなどです。
もし副業に興味を持っていれば小さく始めてもいいと思います。
FIRE達成のための貯め方
どれだけお金を稼いでも、その分使ってしまえばFIRE達成は不可能です。
お金をたくさん稼ぎ、支出を減らして貯蓄率の向上を目指しましょう。
そのために行うべきことは以下の2つです。
- 固定費の削減
- 無駄を減らす
①固定費の削減
まずは今かかっている固定費を見直しましょう。
固定費の削減は一度行ってしまえば永続的にカットされていくのでインパクトがあります。
通信費や髪の散髪代の削減、加入しているが使っていないサブスクリプションサービスなどの解約を行いましょう。
また、固定費として支払い過ぎてしまっているものとして医療保険があげられます。
皆さんは高額費医療制度をご存知でしょうか?
高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、ひと月(月の初め から終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。 ※入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません。
年収が約300万円から750万円くらいの間であれば、月の医療費の支払いは最大でも約8万円ほどになりますので、年間100万円以上かかることはありません。
つまり100万円貯金できていれば、高額の民間の医療保険に入る必要性はないと言えます。
こういった公的医療保険制度を正しく理解することで無駄な保険に入らなくて済みますので、頭に入れておきましょう。
②無駄を減らす
そして無駄なものを買わない意識も重要です。高い洋服を買ってタンスの肥やしになっていませんか?
すでにモノをたくさん持っている人は、新しくモノを買わないでもいいかもしれません。
住居費や生活家電など今使用しているモノでも「これは本当に必要か?」という視点を持ち見直しましょう。
自分に本当に必要なモノを知り、支出を抑えて幸せな生活を送りましょう。
FIRE達成のための増やし方
稼ぎを増やし、支出を減らすことができれば貯蓄がどんどんと進んでいくことでしょう。
しかし、お金をただ銀行に寝かせておくことはかなり非効率です。
そこでお金を増やすためにインデックス投資を始めましょう。
インデックス投資とはTOPIXなどの指数に連動した投資商品を購入することです。
インデックス投資のメリットとしては以下の二つです。
- 運用の負担とコストが低い
- 手間がかからず分散投資が可能
また、投資というとお金が減ってしまう不安もあるかもしれませんが、長期的な目線で考えればマイナスになる可能性はかなり低いと考えられます。
理由は、世界経済は長期的に見れば右肩上がりであり、20年以上の運用期間があれば必ずプラスになるというデータがあるからです。
また今では国がiDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(小額投資非課税制度)などのお得な制度もありますので自分で調べてうまく活用しましょう。
本記事のまとめ
知識に関してはお金に関する本を多く読んできているのもあって新しいものはなかったですが、「日本」に限定したFIREの本ということでシュミレーションの事例も年金制度などを踏まえた上で書かれており、具体的なイメージはわきやすかった。
本書を読んで、自分の「稼ぐ→貯める→増やす」の流れについての見直しが改めてできました。
ぜひ皆さんも本書を読んでFIREを目指してみてはいかがですか??
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